2003/07/18トピックス
カタログハウス 「通販生活」 平成15年春号
小社の商品テスト室で、「この保存剤を入れておくと、をどのくらい野菜や果物が永もちするものなのか」をテストしてみました。結果は写真の通り。チンゲン菜もイチゴも、8日め頃から差が出はじめ、11日目で写真のようになりました。
本品使用のチンゲン菜は、葉が乾いていましたが、まだ食べられました。
本品使用のイチゴは、よく見ると表面のハリがなくなっていましたが、味の劣化はあまり感じられませんでした。
アメリカではアメリカ・ドール社(世界的なジュースメーカー)をはじめ多くの食材メーカーで、わが国でも一流ホテルの厨房や多くのJAの倉庫で使われている業務用が本品。 これを家庭用冷蔵庫のサイズに合わせて小分けしてあります。
野菜や果物は収穫されたあとも呼吸しており、つねにガス(主にはエチレンガス)を発生し続けます。鮮度の劣化はこのエチレンガスが原因なんですね。
本品はこのガスを吸着することで劣化のスピードを遅らせる「エチレンガス吸着分解剤」。 原料はゼオライト(多孔質の鉱石)に過マンガン酸カリウムをまぜたもの。ゼオライトで庫内のガスを吸収し、カリウムで分解して二酸化炭素と水蒸気に変えます。
1袋を野菜室に入れておくだけでいい。
寿命は100リットル前後の野菜室(大型冷蔵庫)で約4ヶ月。
4ヶ月を過ぎると分解能力がなくなります。

三愛化成商事(東京都港区、三浦健佑社長)は、農産物用鮮度保持剤「エチレン・コントロール」の一般ユーザー向け販売に乗り出した。同品は果物など農産物が排出するエチレンガスを、吸収・分解し、鮮度を保持する。業務用はすでにJAなどで採用されており、需要は増加しているという。一般用、業務用の両面で販売を促進する。